脳、どうすればもっともっと使えるんですかねぇ。
『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』(樺沢紫苑著)が面白かったので紹介しておきます。
著者は精神科医で、精神科医だからこそ書ける「オンリーワンのビジネス書」とあります。
脳については誰でも興味ありますよね。
しわの数が、、、とか、いろんな話が飛び交っています。
アインシュタインの脳が保管されている話は有名ですね。(どうするのかな?)
セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、、、時々耳にしますしね。
人間の脳は10%しか使っていないという説もありますが、最近ではフルに使われているという説もあります。
さらに、頭を使う作業をすればするほど機能は向上するとのこと!
IQもあげる事ができるそうですよ☆
モチベーションをあげたい!
集中力を高めたい!
記憶力を、、、
いずれも脳内物質のことを理解して工夫する事で実現できるかもしれません。
自分が嫌な事は、自分の脳が嫌がっているということ。
そういう事を続けることはストレスです。
疲れる、効率が上がらないというだけでなく、病気になってしまいます。
じゃ、どうすればいいの?
脳内物質によって、ストレスを最小限に抑える事はできるかもしれません。
ドーパミン
ドーパミンはモチベーションを生みだします。高く困難な目標を立てると分泌されます。
「よーし、やってやろう!!!」というような気持ちにつながります。
幸福物質であり、快を求める物質で、幸福感や快感に関係します。
しかし、バランスを崩して過剰になると「統合失調症」につながってしまいます。
逆に不足し過ぎると「パーキンソン病」につながります。
ノルアドレナリン
不快を避ける役目を担います。
行くか、逃げるか、という場面で分泌されます。
判断や注意という面に影響するという事です。
ノルアドレナリンの分泌が長期間続くと「うつ病」につながってしまいます。
アドレナリン
アドレナリンはファイトを生みだす物質。人を興奮させます。交感神経を刺激して人を行動的にします。
セロトニン
セロトニンは心を穏やかに、座禅や瞑想をしているような落ち着きをもたらす物質です。
ドーパミンやノルアドレナリンの分泌もコントロールする役目を持ち、バランスを保つ役目があります。
メラトニン
メラトニンは分泌されると眠気につながります。
アセチルコリン
アセチルコリンは集中力や発想力を生みだし、記憶力やひらめきにも影響します。
副交感神経の伝達物質でもあり、全身の臓器をクールダウンさせる役目もあります。
エンドルフィン
脳内麻薬的な脳内物質がエンドルフィンです。悟りの境地、恍惚感という世界です。
バランスが大事
モチベーションをあげるには、、、
怒りをコントロールするには、、、
そういう個別の本はありますが、各脳内物質の特徴をふまえて個別活用ができる本として貴重な本だと思います。
ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンは、バランスしてこそ脳の能力はより発揮されます。
ドーパミンが過剰になれば統合失調症に、不足すればパーキンソン病になります。
ノルアドレナリンが過剰になるとうつ病になります。
セロトニンは調整する役割があるので、不足すると心の安定感が失われてしまいます。
現代人の生活環境は脳内物質バランスにとって厳しい環境なのかもしれません。
不規則な生活、睡眠不足、多くのストレス、偏食や科学的な食物、、、
身体の健康にばかり目が向きがちですが、健康は心と身体の両面でケアしないと実現できません。
健康あっての仕事や勉強。
健康であれば、あなたの脳の能力が発揮されやすくなり、仕事や勉強の効率が格段にアップします!
では、どうすればいいのか?
『脳を最適化すれば能力は2倍になる』(樺沢紫苑著)に詳細に解説してあります。
自分の能力を発揮したい方、健康(心と身体)を願う方、是非何回か繰り返し読んでやってみましょう!
※ 解説動画のURLも載っています。良心的というか、本気の本ですね。
人間の行動は「快」を求めるか、「不快」を避けるか、です。
読むとそういう切り口でも物事を見る事が出来るようになるかもしれません。