さっしーです。
日本人的には、、、
昔、ああ言えばこう言うをもじって、ああ言えば●ゅう、といわれた人がいましたが知ってますか?
あの人は大学でディベートをやってたそうですね。
ディベートって、日本人にはあまり向いてないように感じますが、どうでしょう?
いわゆる討論ですが、自分の意見で討論するというよりも、口で相手に勝つことを目指す競技です。
自分の考えと違っても、ポジショントークできるって、日本人的にはどうよ、と思ってしまうわたしは古いのでしょうか?
そもそも日本では、勝ったとか負けたということと同じくらい、そのプロセスでの正当性も重んじられます。
いわゆる「武士道精神」的なことが評価基準になります。
口論
以前、わたしの運転する車の助手席で、携帯電話で仕事の電話してるお客様がいました。
「それは御社の理屈ですよね。こっちにもこっちの理屈があるんですよ」と、ちょっとイライラ気味にお話されていました。
わたしは聞こえていても聴いてないですよ的な雰囲気で運転してましたが、エキサイトしてくるとまわりも見えなくなるものです。
あたかも自動運転の車のごとく、運転手のことなど気にかけていないようでした。
でも、冷静に考えてみると、こっちの理屈は相手からみると「御社の理屈」であって、お互い様だと思うんです。
こうなった時点で話し合いはエンドレス。
結局目的地まで延々とグルグルと同じような話がまわっていました。
そういう事ってありませんか?
カッーとくると周りは見えないし、もう相手を打ちのめしに行ってますから。
しかし、口論ってどこまで行ってもだいたいは平行線です。
感情的な口論で、どちらかの主張が通って落ち着いた、なんてことは今まで見た事ありませんから。
では、そういう気持ちになりそうな時はどうしたら良いのでしょうか?
15分
人の感情は15分くらいで収束すると言われています。
言い合いになったり反論したりすると、時間はどんどんのびます。
時間が延びるだけでなく、さらにどんどんエキサイトする人もいます。
こういう時間はムダな時間です。
だったらどうすればいい?
校長先生や教頭先生の話すことって頭に残らないことが多いですよね。
人間は、相手の話を聴こうと思い、理解を示さなければ、ただの音としか認識しません。
要するに、相手の話を聴かなければ、ただの音になるわけです。
必殺!聞くけど、聴かない^^
「相手の話を聴かない」ってある意味「敵なし」「無敵」「最強」の作戦です。
いずれにしろ、感情的な口論は意味がないもので、むしろマーイ(マイナス)です。
両者がエキサイトし始めたら、そもそもこの話の目的は何だったっけ?と自問してみましょう。
ちなみに、人が話している時に相手の相づちや返事がないと人は「不安」になるものです。
そんなことをしながら、15分経過するのを待ちましょう。
そうこうしていると、こちらも相手がかわいそうに思えてきますし、どんどん冷静になれるものです。
そして、頃合いを見計らって「なるほど、わかりますよ。ただ、こちらとしては、、、、、」と軽く言ってみましょう。
それでもまだ反論するなら、また「聴かない」作戦を繰り返しましょう。
収束しない口論をしたいと思ってる人はいないはず。
全く不毛で、互いに疲れるだけです。
時間経過で相手が冷静になれば、着地点を模索し始めるはずです。
電話での口論は、そういう作戦ですが、対面での口論の場合も似たような作戦がとれます。
目線を少しずらしてみましょう。
髪の毛や耳たぶ、ネクタイやのど仏、、、
「センスないな」とか「薄くなったんじゃね」などと考えておくと流せるものです。
15分間、意識をずらしておくことで、自分自身の気持ちは相当違うはずです。
自分の目的をぶらさず、丁寧に話すことが必要ですね。
楽に行きましょう^^
<注>聴かない作戦は、失敗すると火に油どころではなくなることもありますので取扱にはくれぐれもご注意ください(^_^;