さっしーです。
ホリエモンこと堀江貴文さん。
(特に年齢が高い方たちには)好きでない人もいるかも知れませんが、言ってることややってることは面白いとわたしは思っています。
日本人的には、どうかな?という部分も確かにありますが、だからこそ、という部分に注目してもいいのではないでしょうかね。
彼は本をたくさん出してますが、その中の「多動力」を読んでみました。
頭の良い方ですし、目から鱗の指摘と刺激の多い一冊。
従来の社会は垂直統合型モデル。
逆にインターネットは水平分業型モデル。
全てのモノがインターネットにつながること(IoT)によって、タテの壁は溶けてしまう。
そんな時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく越境者であり、そのために必要な能力こそ「多動力」。
どうがんばっても1日は24時間しかない。
たくさんの仕事を同時にこなすには、「自分でやらないこと」を決めることが大切。
カルピスのように「原液」を作ることで、後は自分の分身が「原液」を薄めて働いてくれる。
自分の原液がアメーバーのように無限に広がることになる。
限られた時間は、自分にしか思いつかないアイデアを出すことや、自分にしか出来ない発言をすることに集中すべきだ。
原液を作る源は「教養」。
システムの本質と歴史の変遷を追った深い教養を身に付けてこそ産みだせる。
また、専門外のことは恥ずかしがらずに聞く、調べる。
今は「やりたいこと」ではなく「やらなければならないこと」をするよう矯正されバランスのとれた大人になる。
しかし、成功している起業家やクリエイターは好奇心旺盛な3歳児がそのまま大人になってしまったような人が多い。
本を読んでも変わったわけではない。重要なのは実践すること。
子供のように毎日夢中で過ごすこと。
「石の上にも3年」という価値観を否定し、完璧主義や準備至上主義という「バカ真面目」は洗脳で、すぐに始めて走りながら考えろ!と従来の価値観や固定概念をひっくり返します。
「他人の時間」を生かされるのではなく「自分の時間」を取り戻すことが第一歩!!と。
読んでるぶんには面白くて理解も出来ますが、そうは言ってもというしがらみが多いのも現実です。
そんな事言ってるから何も変わらないとんだということなんですがね。
そんな中で、何をどうするか、何をやってみるか考えて少しづつでも実践してみることが大切ですね。
特に若い人ほどしがらみも少ないはずですから有利です。
おまけに、少しずつ実践するにしても、若い人の方が残り時間は長いのですから有利です。
固定観念にとらわれず、とは言っても気付かないうちにとらわれているもの。
システムの本質と歴史の変遷を追った深い教養を身に付けつつ「原液」を創ってみることに取り掛かりましょう。
「多動力」は1秒残らず人生を楽しみきるための「生き方」だと堀江さんは言っています。
堀江さんの「楽しい」とわたしの「楽しい」が同じかどうかはわかりませんが、そういうのも有りだなとは思います。
気になるのは書いてあることが尖っていること。
まぁ堀江さんの考え自体が尖ってるということなんでしょうし、表現的にもその方がインパクトはあるのですが、日本では感情的に評価されにくい部分があるのかもしれません。わたしは本やブログで読むぶんには好きですけどね。
皆さんも「多動力」是非読んでみてはいかがでしょうか?
自分も何かやってみなくちゃ!と思える一冊でした。