さっしーです。
仕事の意味
こんなお話があります。
Aさん、Bさん、Cさんの3人は石を積む職人さんです。
ある人が3人にそれぞれ「あなたの仕事は?」と質問してみました。
Aさん;「ご覧の通り、石を積む仕事です。」
Bさん;「わたしの仕事は、建物を造る仕事だよ。」
Cさん;「わたしは、立派な大聖堂を造っているんです。」
この中で最もイキイキと仕事をしていたのは誰でしょう?
Cさんが最もイキイキと仕事に取り組んでいたそうです。
仕事を作業ベースで捉えるだけでなく、意味合いをもたせて理解する事で、作業の意味、仕事の意義が広がるものです。
それによってもっと良い工夫や配慮も生まれるはずです。
新人時代はいわゆる使いっ走りを命じられる事もあります。
それを、使いっ走りと捉えるか、先輩社員の仕事効率化に貢献する仕事と捉えるかで気持ちも変わりますよね。
逆に言うと、その仕事、その作業の意味を上手に定義にすることで、よりやる気を出させる事が出来る可能性があります。
「こうやって石を積み上げていってください。図面はこちらにあります。」
「あなたの積む石は、今後100年以上残る大聖堂の石です。協力してすばらしい聖堂をつくりましょう!」
どちらも間違っていませんが、下の言葉があるのとないのとでは大違いですよね。
事業ドメイン
同じように、会社のやってる事の定義付け、いわゆる事業ドメインの定義も重要です。
例えば花屋さんは「花や植木の小売業」と捉えても間違いじゃありません。
それを「うるおい提供業」と定義するといろんな発想ができそうですよね。
使命感もわいてくる感じがしませんか?
警備会社さんであれば「警備業」ですが、「安全安心提供業」ではいかがでしょうか。
システム会社であれば「ソフトウエア開発業」かもしれませんが、「効率改善業」とも言えますよね。
物理的な定義から機能的定義に目を向ける事で、守備範囲も広がりますし、目指すべき事のレベルが上がった気がしませんか?
まとめ
あなたの仕事は何ですか?
作業自体ではなく、何のためにやってるのですか?
それができたら、何がどうなるんでしょうか?
自分のやってる事の意味は?
という感じで考えてみましょう。
あなたの会社は何をしている会社ですか?
売ってるもの、造っているもの、サービスしてる事、などだけではなく、それぞれの社会的役割なども考えてみると広がるのではないですか?
病気を治してくれるお医者さんと、あなたの健康の事を考えてくれるお医者さんなら、後者の方にかかりたいですよね。
子供を預かってくれる保育園と、子供を楽しくさせてくれる保育園なら、後者に預けたいですよね。
虫歯を治してくれる歯医者さんと、虫歯予防も指導してくれる歯医者さん。
野菜を売ってくれる八百屋さんと、栄養アドバイスもしてくれる八百屋さん。
守備範囲を広める事で、やる気も出やすいし、喜んでもらえる可能性も高まりますね。