大人の後悔
「この歳になるとわかるのよー~~あのころもっと●●しとけばよかったって!だから若い人に言うのよ!!今●●しなさいって。もう一度中学生に戻ったら、あたし、ちゃんと●●するのにーーー」とテレビで誰だかわからないご高齢の芸能人の方がおっしゃってました。
気持ちはよーーーくわかります。
でも、若い頃そんなことを言われて何かしたことはなかった気がしますし、何言ってんだ?としか思えませんでした。
「あのころやっとけばよかった!」と思うことをそのまま言うだけじゃ効果はあまり出ないです。
かえって邪魔することになってるかもしれません。
ついつい言ってしまいがちなんですけどね。
親心からだけど
「あのころやっとけばよかった!」と思うことを、どうすれば若い人に伝えることができるのか?
「あの頃勉強しておけばよかった。」
「あの頃もっと練習しとけば、、、」
「あの頃もっと恋愛、、、」
「あの頃もっと、、、」
たくさんありますよね、、、人それぞれ、一人何個もあるはず。
でも、そういうの言わない人もいます。
言わない人でも何かあるんでしょうけど、「今に生きてる人」は言わないのかもしれません。
あの頃●●しなかったことも含めて、今の自分。
わたしはなかなかそういう境地にたどりつけそうにありませんが、、、
しかし、そういうことをたくさん思っても、そのまま若い人には言ってないつもりです、、、たぶん、、、
「こういうのは何をどう伝えればやる気になるかな?」と考えることにしています。
例えば「勉強」。
あの頃もっと勉強しておけばよかった、、、よく聞きます。
「だから君たち勉強しといた方が良いよ」と若い人に伝えても、ほとんどの人は「やってるよ」とか「何言ってるの?」などと心の中で思うはず。
「そうなのか!」と一層勉強する人は、それはそれで将来詐欺か何かでだまされやすいタイプかもしれませんよね(^_^;
かといって、若い頃勉強していなくて失敗した人を例に出して話したとしても、それは一例。
勉強してなくても成功した人もいることは、調べればわかります。
反対に、勉強したけどうまくいかなかった人もいます。
好きな先生
じゃどうすればいいのか?
知りたいと思えるよう導くことができれば、後はどんどんやるでしょう。
どんどんやれば、上達して、だからもっとどんどんやって、さらに上達、、、
どうすれば好きになるか?
学校でも、好きな先生だったらその科目は成績が上がる傾向があるものです。
なぜ今は嫌なのか?
そんなところにヒントはありそうですね。
彼・彼女は今何に興味があるのか?
そこら辺から広げていくことも良いですね。
しかし最短距離でない場合、そういう興味をあきらめさせてしまいがちです。
そんなこと知ってもダメ、そんなことできてもダメ、それは役に立たない、、、っていう感じで。
スポーツの練習にしても我々の頃と今とでは随分違います。
練習=苦しいもの、、、というだけじゃなくなってきてるようです。
いや、練習は今でも苦しいのでしょうけど、練習=嫌なことで楽しくない部分が減っているのではないでしょうか。
こういうことができたらいいな、というイメージがあれば、自らやるものです。
スポーツ選手へのカウンセリングをやってる人の話を聴いた事がありますが、勝った時の姿をできるだけ具体的にイメージすることをするそうです。
分数計算
好きにならないまでも、必要に迫られればできるようになります。(できなきゃ困る・カッコ悪い的なやつ)
「近ごろは大学で分数の計算教えてるんだって」という話は少しオーバーなんじゃないのかとも思いますが、それでも社会に出たらなんとなくみんな計算してますよね。
比率がどうだとか、高校生の頃はできてなくても、大人になったらできてます。
子供の頃必死で覚えた九九、、、ほとんどの大人はできてます。
若い頃やんちゃしてた友人が、自分の子供が勉強しない、できないとぼやいているのを聞きました。
でもあの頃、君も勉強してなかったじゃないか、、、と心の中で思ったものです。
そんな彼も、しっかり割り勘の計算が出来るのですよ、、、努力したのかもしれませんがね(^_^;
好きなことは自らやる、とことんやる
成功した年長者は「俺たちの頃は●●したもんだ!今の奴らはしないからいかん」と言いがちですが、言い方、伝え方に工夫がないとしか言えませんね。
それに比べると、自分はあの頃●●しなかったけど、ちゃんとやっておけばよかった!と言う方が良いのですが、結果として伝わらなければ同じこと。
知ること、できるようになることは楽しい、嬉しいこと。
興味のあることは自ら、いくらでもやる、という部分にいかに繋げてあげられるかということがポイントですね。
興味を持てるよう導く、意味を教える、興味のあることから繋げる、成功をイメージさせてみる、できたらどうなのかをイメージさせる、好きにさせる、、、子供たちにも、部下にも、そうありたいですね。
そう考えてると、、、わたしも好きになった方が良いことがいっぱいありますな、、、(^_^;