ポーランド政府が少子化問題解決に向けて生活習慣の改善を呼びかけるためにウサギを起用したテレビCMを作成して流したとのこと。
ウサギは繁殖力が高く、「運動する」「ストレスを抱えない」などと子孫を増やすコツを伝授する内容で、「親になりたいなら見習って」と語りかけるもの。
しかし「ウサギと一緒にするとは屈辱的だ」という批判が出ているそうです。
これは将来の人口減少をストップするためのポーランド政府のキャンペーンの一環で、保険省が8000万円以上かけてかけて制作したとのことです。
まあ侮辱的といえば侮辱的なんでしょうけど、ウサギが被害を受けてるような気もしますけどね^^
人口減少・少子高齢化問題といえば最も深刻なのは日本。
『未来の年表』を読んでます。
まだ全部読んでませんが、ゾッとする内容です。
2017年の日本の人口は1億2653万人、、、これが2065年に8808万人、100年後では5060万人と予測されています。
筆者が極論してその先を予測すると、3000年に日本の人口は2000人、、、って、日本はなくなってるということです。
本では「静かなる有事」と呼んでいますが、まさに大問題。
2016年に日本の出生数は100万人を切ったそうです。
政府目標は、出生率1.8程度。
これでは人口は減り続けます。
ちなみに2015年の出生率は1.45で、戦後の1947年は4.54。
現在の人口規模維持のためには2.07必要だそうですが、政府目標では人口減少のペースを緩める程度であって、公式に人口維持はあきらめてますね。
もっと言うなら、率で話をしてますが、率だと母数の違いで実際の数字が違ってきます。
減った数を母数にすることになりますから、同じ率であっても実際の数字は小さくなるわけです。
2018年には18歳人口が減少しはじめ
2020年には女性の過半数が50歳以上になり(=出産可能とされる女性数が減る)
2022年には団塊の世代が75歳以上に突入
2033年には空き家が2167万戸=3戸に1戸が空き家、、、
現在でさえ、4人に1人が65歳以上なのです、、、高速道路のSAなどでは高齢者の方のバス旅行休憩をよくみかけますもんね。
日本が高齢化社会(総人口に占める65歳以上の割合7%超)を迎えたのは1970年。
高齢社会(総人口に占める65歳以上の割合14%超)を迎えたのは1994年です。
以上の予測、大問題だと思いませんか?
しかも抜本的な問題解決が見えない、、、ていうか問題先送りの連続としか思えないのが現状。
日本の少子高齢化問題はこれからが本番!
比較的若い高齢者が減り、高齢者の高齢化が進行、、、
介護の問題、社会保障費の問題は大きくなり、輸血必要量も不足することも考えられますし、年金なんてどうするの?です。
他にも空き家問題、後継者問題、自治体消滅問題、、、
いずれにしても社会が大きく変わってしまうことは確実です。
もちろんビジネス的にも大きなインパクトがあります。
少子高齢化問題は今の若い人に直接関わってくる問題。
まだピンと来ないかもしれませんが、既に手遅れ気味のタイミングですよね。
まずは問題の正しい認識が不可欠です。