これまでの変化
わたしが新卒入社した会社、入社して数年後に人事部の同期に聞いたら、不採用の男の子が本社のロビーで「どうしても入社したいんです」と泣いて、不採用の理由を聞きたいとまた泣いて、大変だったそうです、、、そういう時代があったんですよね。
そんな会社も今では押され気味というか苦しんでる様子で、早期退職の募集などしてます。
いつの間にか根性で売ってこい的な会社になってるようですし。
業界のニッチな部分に面白い仕掛けをしても、我慢できずに撤退、、、
ちなみに早期退職募集では優秀な人もけっこうやめていく、ていうか優秀な人ほどやめていくそうです。
近い内にボードメンバーになるだろうと思われてた人があっさり辞めるそうです。
ホールディング制度で会社の体裁を飾ってみても、中味はレベル低下してますね。
今は変化の激しい時代といわれますが、我々の時代(昔)もいろいろと変化していたんです。
地方の地場企業は、都会で成功した企業に飲み込まれた時代。
地方毎の経済から全国を網羅する広域経済への移行期だったんでしょう。
正常な変化というか、理屈通りの自然な成り行きです。
例えば、広島という土地は閉鎖的なところで、今でも地場スーパーが頑張ってる方ですが、それでも大手のイ●ンが増えました。おかげでパート不足に拍車がかかるほど。
生き残っているスーパーは逆に広島以外への出店をしたチェーン。
清酒も広島の地酒しか見かけなかったのに、今では灘伏見のお酒もたくさん並んでいます。
それでもまだまだカープだ、マツダだ、と頑張ってる方ですけどね。
そんなカープでも、育った選手が大きな球団に出ていくことはしょっちゅうです。
資本力が違いますからねぇ。。
一方、東京に対抗できる地方である関西の経営者で今もがんばってる友人もいます。
彼はもともとの事業は維持しつつも、現在の収益の柱はは20年前に「業界のためになんとか」と頼まれて引き受けた事業です。
人間万事塞翁が馬ですよね。
これからの変化
これからの時代は日本という枠組みでは成立しにくい時代になります。
日本の人口は減り、高齢化は進みます。
今の学生さんたちがバリバリ働く期間に人口が増加に転じることは期待できません。
明るく生き残っていくには、世界に出ていくか、国内シェアを伸ばし続けるか、新しいマーケットを創造するか、、、あたりですね。
まぁこっちから世界に出て行かなくても、先進国はどこも似た状況ですから向こうから来ます。
そういう状況の中でどうなるのか?
在京の人気球団に選手が集まった時代から、アメリカの大リーグに選手が集まる時代になってますよね。
日本国内でこれまでに起こった変化は、首都圏で成功した会社が地方に来たケースが目立ちます。
それは資本力。
東京の成功と地方の成功では規模が違ったということ。
もちろん例外はあります。
例外のほとんどは、地方から出て東京でも成功して、再度地方に出てるケースが多いです。
戦前から戦後、もっといえば江戸から明治あたりでは、政商や戦争などに乗っかった人が成功者に多かったですよね。
そういうタイミングをきっかけに大きな資本になって今の時代に日本を代表してる会社はたくさんあります。
資金力、規模で圧倒するロジックはますますドラスティックな変革をもたらすはずです。
そんな状況下で日本の企業は外国企業とも競うわけです。
大きなマーケットで勝った企業は、大きな資本力を手に入れて広域化してきます。
日本のマーケットと世界のマーケット、、、世界と戦うということですね。
はっきり言って、これからどんな企業の将来が明るいかなんてわかりません。
これからの時代は大資本の時代、大企業の時代なのかもしれませんね。
しかし、これまでの日本でもユニクロや7-11など、ニッチをついて急成長した事例があります。
大企業が増えれば増えるほどニッチは生まれやすいもの。
それがどこなんだと言われてもわかりませんがね(^_^;
希望はあるということです。
人間万事塞翁が馬
関西の友人のように、信念を持って打ち込むことでピンチをチャンスに変えた事例もあります。
その根底にあるのは執念、信念、決意というような最近ではあまり流行らないものです。
もっと言えば、自分が打ち込めること。
寝食を忘れるくらい好きなこと、負けたくないこと、、、
それがなかなか見つかりませんけどね。
また、必ずしもそういう成功だけが全てとは思いません。
のんびり、食べていけりゃいいじゃんというのもありですよね。
多様化の時代ですから。
言えそうなのは、中途半端は辛いですよということ。
それは思いっきり自省の意味がこもった経験から来る思いです。
息子の就職にどんなアドバイスするかなと思って考えてたらとりとめなくなってしまいましたm(_ _)m
人間万事塞翁が馬、、、としか言ってあげられませんね。
君の、君たちの、日本の、将来の笑顔を祈ってます。