カマス理論
水槽にカマスを入れ、その中にエサとなる小魚を放り込むと、鋭い歯で襲いかかります。
次にその水槽に透明の間仕切りを設け、一方にカマス、一方に小魚を入れます。
するとカマスは、小魚を食べようとして何度も繰り返し透明な間仕切りに体当たりを繰り返します。
しかし、透明の間仕切りにぶつかるばかりで、小魚を食べることができません。
そのうちに諦めて、間仕切りをはずしても小魚を襲わなくなるという「カマス理論」というのがあります。
また、犬に電気ショックを与える実験も有名です。
犬は最初、電気ショックから逃れようと動き回ります。
それでも電気ショックは一定の間隔で繰り返されます。
しばらくすると犬は動き回ることをやめてしまい、不快なその刺激が収まるのをじっと耐えるようになります。
動物虐待実験ですよね、、、
サーカスの象は、細いロープ1本で繋がれているだけなのに逃げ出しません。
子象のころに太くて頑丈な鎖に繋がれていたために、大人になって力がついて、逃げる気になれば杭を引き抜いて逃げられるのに、そうはしません。
カマスも犬も象も、「諦める」ことを学習したのですね。
人間理論?
我々も、何かをやってみよう、挑戦してみようとすると、「それは難しいな」「何の意味があるの?」「失敗したらどうするの?」「ほかにやるべきことがあるだろ?」「くだらない」などという類いの言葉を結構聞かされるものです。
実際に何かに挑戦してみると、上手くいかない事もあります。
そんな時には、「だから言っただろ」「ほーら」などという目で見られるるもの。
それでもまた新たな挑戦をする、、、という気持ちはなかなか持てなくなってしまいます。
それが大人になるということだ的な、、、
我々人間も随分「諦める」ことを学ばされているようです。
たしかにそれはある意味「自己防衛」にもつながっているのかもしれません。
でも、やってみなければ何も変わらないというのも事実。
どんな結果が考えられる?
上手くいかなかったら最悪どうなる?
どう対策ができる?
、、、人間にはそんなことを考える能力があります。
そして何より「自分の人生」です。
そういうのがわかるはずの「大人」たちは、挑戦しようという意欲旺盛な若者をフォローし応援するのが役割のはず。
「ダメ」と、ストップをかけるなら、それを納得させるだけの理由を説明して納得させることが大切です。
しかし、やったことのない人は、できない理由しか分からないもの。
自分で選択しよう
今の日本では、あまり挑戦しなくても生きていけます。
学校で先生に怒られない程度に過ごし、入れそうな学校に入って、それなりに就職する。
会社では、通勤や人間関係、ノルマや叱責に耐えながら、労働時間が短くなるのを期待しつつ働く。
良い表現をすれば、コツコツ、まじめに、堅実に過ごす人は多いものです。
そういうのもありだと思います。
それでも、そんな中にも、それなりの工夫や挑戦はあるものです。
誰にでも、挑戦すればもっと飛躍できるチャンスが何度かあるもの。
そんな時に意を決して挑戦する人もいます。
転職や独立起業、移住してる人もいますね。
何に挑戦する、どうやって挑戦する、そういうのは大人になればいろいろ相談しつつ自分で決断するしかありません。
逆に言うと自由です。
挑戦すれば、リスクはあるかもしれませんし、ずるい方が上手くいくこともあれば何もしない方が結果的にいい事もあるのが現実です。
無鉄砲な、後先考えない挑戦はするべきではありません。
しかし、しっかり考えて決断した人がいれば、まわりはしっかり応援してあげる、そういう環境が整えばいいですよね。
ブログはリスクの少ない挑戦です。
このブログの場合、レベルアップは遅々としていますが (^_^; 続けることを最優先しています。
アラフィフでも、挑戦しなきゃな!ということですよ、、、わかったか俺!!