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20卒生に対する採用活動から今後の就活を考えてみた


経団連の就職協定やめちゃうよ表明以降の動きで、20年卒生の就職戦線は既に動き出しているようです。
外資系企業では既に内定を出している会社もあります。
いわゆる「そういう会社」に入る学生は意識高い系が多いようで、これから一年かけて英会話などのスキルアップを図ろうと、既に入社後に向けてスタートしていますね。
2月1日時点での内定率は、前年同時期が4.6%に対して今年は8.1%と大幅な伸びを示しているとのこと。
外資系などに人材を取られないように、繰り上げて選考開始する日本企業も増えていきそうですね。

 

一方、学生にとっても早いスタートは望む所で、早く決めて入社後に備えてのスキルアップを図るという前出の学生のような意識の高い人もいるでしょうし、早く決めて楽になりたい、遊びたい、という人もいるでしょう(^_^;
従来のような時期固定型・一斉解禁型だと、ある意味学生にとっては活動範囲が狭められるような実態があります。
なにより、まず大企業(=難関企業)で、ダメなら中小という流れになりがちな傾向がありますよね。
で、ある時期までに決まってなければあせって「どこでもいい」となってしまうしかありませんでした。

 

インターン制度というのはいい制度だなぁと思っていましたが、今では実質選考の場と化してしまっています。
考えてみれば自然な流れなんですよね。
実際に働きながら接してみて、この学生は使えるなと思ったら、そりゃ誘いますよね。
昔から、アルバイトしてた会社にそのまま就職したなんていう話は山ほどあります。
ある意味会社からすれば、飛んで火に入る夏の虫状態ですよね。

 

インターンやアルバイトは、学生にとっても、仕事や会社の雰囲気を感じることもできますから、書類で選ぶよりも間違いにくいわけです。
車の購入でいえば「試乗」みたいなものでしょうかね。
いくらレビューを読んでみても、実際に乗車してみるのにはかないませんからね。

 

そんな状況ですから、学生も企業もインターンなどを活用して採用活動の前倒しが今後も続くと思われます。
その弊害は、大学で学ぶことの意味が薄れるというか、狭まるというか、、、
大学で本気で学ぶような人は、早い時期に内定をもらっても学ぶのではないかと思います。
大学で学ばない人は、早い時期に内定をもらっても学ばないのでしょうけど、今までの時期の内定でもあまり学ばないのではないかと思います。
同じことですね(^_^;
問題は、大学でなんとなく、あるいは就職のために学ぶ人です。
そういう人は、早い時期に内定をもらうと学ばなくなるかもしれませんね。
まぁどっちにしても大差ないと思いますけどね。

 

そこに対する対策としては、卒業のハードルを上げるなどはいかがでしょう?
しかし、大学も学生集めに四苦八苦している昨今、そんなことは望めないんでしょうかねぇ。

 

企業としては、大学での勉強は期待していない部分もあり、逆に内定者に対する課題を出して企業が教育をしているとよく聞きます。

 

いずれにしても、遊んでる場合じゃないんだよ!ということですかね(^^)
まぁそれは大学生や若者だけに言うことじゃなくて、おじさんになってもボォーっとしてる場合じゃなくて、学ばなきゃ!!ということですよ、、、ガンバリマス!


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