新年度が始まって2週間ほどすると、だんだんと新しい環境にも慣れてきます。
なかにはある意味落ち着いて、いつも通りのペースにもどってしまう人もいるでしょう。
一方で、新入社員などのなかには、自分が何も出来ないことに愕然としている人もいるでしょう。
あるいは、先輩達って案外たいしたことないなと思う人もいるかもしれません。
いつものペースに戻った人は、変えたくないという気持ちが強くて、戻ったというより戻したという感じの人が多いのではないでしょうかね。
新しい環境になると、とくに新入社員などは、やろうと思えば思うほど無力感を感じるもの。
たとえそれが無駄な作法や商慣習であっても、知らないことは知らないことです。
個別の案件に関してはわからなくて当然ではあっても、基本的なことでさえも「ああ、わからないな」と思うことって多いものです。
まぁ変えないという選択は本人の自由。
言いたいのは、選択したという自覚を持っておくべきだよな、と思うわけです。
ベテラン社員であっても、新入社員を見て刺激を受けることはできるものです。
初心って忘れがちですからね。
雑になっていることって結構あるものです。
自分が何も出来ないことに愕然としている人、、、おじさん的には、いいですね!
やろうとしている証拠ですし、成長の第一歩でしょう。
無知の知、とでもいいますかね。
知らないということを知ることは大切なことです。
一般的なサラリーマンの場合、新入社員のやることで人の命にかかわることはあまりありません。しかし医師の世界ではそういうことも多いでしょう。
新入社員の方にお薦めする本があります。
「泣くな研修医」中山祐次郎著
新米医師は、何も出来ず何もわからず、、、
何でこんなに無力なんだ、俺、、、と
そういう葛藤を苦しみながら乗り越えて成長していく姿が書かれています。
もちろんわたしはお医者さんじゃないのですが、一般のサラリーマンでも同じだと思います。
果たしたい役割への使命感と、なかなかうまく遂行できないジレンマに、悩んで学んで失敗しつつ成長していくものですよね。
まぁそういうわたしがどれほど成長できたかは問わないでください。
いまだに失敗して成長中、、、
おおいに反省を込めて若い方に伝えしたいだけなのですから(^_^;
そういう新入社員以外のかたにお薦めする本は
「神様のカルテ (小学館文庫)」夏川草介著のシリーズです。
泣くな研修医同様、医療現場が舞台の小説です。
今振り返ってみると、ある程度慣れた頃には、先輩達って案外たいしたことないなという気持ちもあったように思います。
ある意味、同じ人間ですからあたりまえなんですけど、、、
でも、ちょっとの差が大きな差だというのも事実。
微妙な違いが、大きな差だったと気付けるかどうかもその後の成長に大きな差が出るポイントです。
新しい人たち、一歩一歩です。
ウサギを目指しても、ほとんどの人たちはカメです。
一歩づつ成長することが大切です。
あせらず、急がず、諦めず!一歩づつ前進しましょう!!