さっしーです。
30年以上前、免許を取ってすぐの頃、「なんでもいいから車が欲しい」と思いました。
当時はインターネットのない時代。
近所の本屋に行って、車雑誌を買ってきて「熟読」したもんです。
雑誌の広告欄には中古車の広告もありました。
結構魅力的な車があるんですよ、これが。
そういう広告や記事を穴があくほど見ながら、妄想の世界に突入。
これいいな、これもいいな、、、
だんだんと比較しながらしぼっていくのは楽しいものです。
候補の車の車内の写真や、評判を調べまくりです。
(勉強もこれぐらいやれば、、、)
今考えると、そんな時は良い部分を探して読んでるわけです。
「多くの人は見たいと欲するものしか見ない」(カエサル)のです。
車を持つと維持費がかかって大変ですよ、などという意見は見ても読んでいません。
でも、まぁいくら妄想しても買えないものは買えません。
それでも時々運転する機会があると、車は良いなぁ~~という思いは強まるばかりです。
もっといいものが
そうこうしてやっと手に入れた大衆車。
嬉しかったですね。
もちろん超大切に乗りました。
ほぼ毎週洗車・ワックス掛け。
これはわたしの父親がずっとやってた習慣。
DNAですね。
それはそれは大事に乗ったものです。
しかし、車検が近づくと、「人は聞きたいと欲するものしか聞かない」です。
「最初の車検時に買い替えるのが一番お得!」という説をそのまま受け入れるわけです。
そうなると、久しぶりの車雑誌熟読。
今度はこんな車が欲しい。
もちろん狙いの車は、最初の車よりもグレードアップしていますよ。
最初の車の走行距離は3年で2万キロ程度、、、洗車ばかりしてるんですから走ってないです。
でも、走行距離が短いからこそ高く下取りしてもらえる、、、そりゃ間違ってないかもしれませんが。
結局、年齢によって少々枯れてきたころまで「もうちょっと良い車」という階段をのぼり続けてしまいます。
枯れたというより、いろいろ他に掛かってくるという事情によりますね。
PCなども似たような傾向で選んだりしませんか?
人によって違うと思いますが、自分の好きなものについてこういう傾向が顕著になるのでは無いですかね。
車、家、宝石、時計、、、お金
地位や名誉、評判、、、
知識、健康、命、、、
欲といえばイメージが悪いかもしれませんが、人間は必ず持ってるものであり、ある意味必要なものですね。
しかし、コントロールできなくなると大変なのもまた真実。
結局「ない」ものを探して一生過ごすのかもしれません。
アメリカのスターたちを見ていると、そこまで必要なんかい?と思うことありませんか?
ベッドルームが●●部屋、お風呂が●ヶ所、、、っていりますか?
自分の飛行機、いるんですかね?
どれだけお金を持ってても、満たされない部分があるのでしょう。
たくさんお金を持ってると、満たそうとする気持ちをストップする必要がないだけに、どんどんどんどんエスカレートしていってしまいますよね。
持ってない人でも気持ちは同じですが、ストップせざるをえないだけかもしれません。
持てば持つほど
人間は、持てば持つほど欲しくなるものです。
そういう傾向をしっかり認識して時々チェックしてみることは大事なことではないでしょうか?
そういう意味では、何も持ってないっていうこともいいじゃないですか。
失うものがないほど強いともいえますね、、、強がりに聞こえるかもしれませんがね、、、
新入社員の皆さん、若手の皆さん、地位も同じです。
それはある意味強みとも考えられますよね。