さっしーです。
日本人の多くは、なんとなく感じているのではないでしょうか?
日本では「(皆と)同じように」という縛りがある、ということ。
多様性・個性よりも、同質性。
個人主義よりも、全体主義。
日本企業の競争
日本の企業の行動特性として「同質的行動」があげられます。
絶対的な基準に基づく行動よりも、(ライバル企業との)相対的基準に基づく行動を選択することが多いのです。
極端に言うと、赤字になることよりも、ライバルに負けることの方が良くないことなのです。
しかしこれは極端な指摘であって、悪いことばかりではないとも言われます。
ライバル企業の策に対して対応するということで、市場調査などは省けるなど、合理的な面も多々あるからです。
個人的には、いきつく先が価格競争になりがちであり、グローバル化が進んでいる時代には通用しなくなる可能性が高いのでは?と心配しています。
昔、ビール会社は容器戦争を繰り広げていました。これなどは「同質的な競争」の典型例ですね。
その後、酒類免許の緩和などの要因もあって、いわゆる価格競争に陥ってしまいました。
日本人の行動特性
このような「同質性」は、企業のお話だけではありません。
学校でも、スポーツの現場でも、社会のいろいろなところで日本人の行動特性として「同質性」はよく見られます。
制服もある意味では同質性の表れ。
特定のスポーツでは皆同じような髪形してる競技もありますよね。
就職活動時のリクルートスーツなどは同質性の典型例。
個性を持っているはずの若者たちが、画一的な服装をして、採用時の質問にも同じような返事をするという現象につながっています。
このような日本人の特性とも言える同質的行動は、チームワークであるとか、規律ある社会などに大きく影響しているのかもしれません。
ただし、多様性が求められる時代には変わっていくことも求められていると感じている人も多いのではないでしょうか?
自分のアピールポイント
あなたには何ができますか?
なんでもできる!ということは、何で差別化するのか選ぶのが難しいという見方も出来ます。
ある意味、器用貧乏・便利屋になりがちです。
差別化できないということは同質的競争につながり、最終的に個人の価格競争につながっている可能性もあるのでは?
自分のアピールポイントを磨くためにも、自分の特性を知ることは重要です。
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無駄な努力をしないためにも、自分の長所を正しく把握して活かすことがポイントです。
(関連記事;正しい努力をしていますか?)
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同時に、多様性・個性・いろんな意見を認める能力も身に付けることも大切。
これからは、自分だけで完結するより、いろんな発想を活かすことは重要になってくるはず。
そもそも、これだけグローバル化が進んでくると、異質を拒絶できない時代です。
異質と同質を受け入れ、ケースバイケースで活用できてこその柔軟性です。
自分だからできることを探して育てておきましょう!